わたしのいのちを求める者はわなを設け、 わたしをそこなおうとする者は滅ぼすことを語り、 ひねもす欺くことをはかるのです。
彼らは平和を語らず、 国のうちに穏やかに住む者にむかって 欺きの言葉をたくらむからです。
高ぶる者はわたしのためにわなを伏せ、 綱をもって網を張り、 道のほとりにわなを設けました。〔セラ
わたしを守って、 彼らがわたしのために設けたわなと、 悪を行う者のわなとをのがれさせてください。
どうか、わたしの命を求める者を はずかしめ、いやしめ、 わたしにむかって悪をたくらむ者を退け、 あわてふためかせてください。
悪しき者はわたしのためにわなを設けました。 しかし、わたしはあなたのさとしから迷い出ません。
高ぶる者がわたしに逆らって起り、 あらぶる者がわたしのいのちを求めています。 彼らは神をおのが前に置くことをしません。〔セラ
隠れ場にひそむししのように、ひそかに待ち伏せする。 彼は貧しい者を捕えようと待ち伏せし、 貧しい者を網にひきいれて捕える。
彼はわたしの兄弟たちを わたしから遠く離れさせられた。 わたしを知る人々は全くわたしに疎遠になった。
わたしは死んだ者のように人の心に忘れられ、 破れた器のようになりました。
わたしの敵はわたしをそしって言う、 「いつ彼は死に、その名がほろびるであろうか」と。
あなたの家を思う熱心がわたしを食いつくし、 あなたをそしる者のそしりが わたしに及んだからです。
わたしの目は悲しみによって衰えました。 主よ、わたしは日ごとにあなたを呼び、 あなたにむかってわが両手を伸べました。
貧しい者はその兄弟すらもみなこれを憎む、 ましてその友はこれに遠ざからないであろうか。 言葉をかけてこれを呼んでも、 去って帰らないのである。